2011年5月21日土曜日

日米合同軍事演習に、中国メディアは「中国を仮想敵」と報じ?

 日米両国は3日から、沖縄周辺海域において大規模な合同軍事演習を実施している。米原子力空母「ジョージ?ワシントン」も参加する今回の軍事演習の規模は、終了したばかりの黄海での米韓合同軍事演習の6倍に上り、第2次世界大戦後に日米が「中国を仮想敵とした」実兵軍事演習を実施するのは今回が初めてだ。中国網日本語版(チャイナネット)日本語版が伝えた。

 東シナ海での演習に向かう韓国を離れた米空母

 報道によると、今回の軍事演習には日本の陸海空の自衛隊員3万4100人と米兵1万400人、米韓合同軍事演習を終えたばかりの米空母「ジョージ?ワシントン」も横須賀米軍基地に戻らず参加する。

 米国側は、日本周辺で海上自衛隊と軍事演習を引き続き実施し、朝鮮半島情勢の動向に注意すると強調している。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)に照準をあわせた日米演習

 日本共産党の日刊紙「しんぶん赤旗」は、今までの日米軍事演習は、中国、北朝鮮、ロシアを事実上の仮想敵としていたが、今回の軍事演習は明らかに当面の朝鮮半島情勢や、日中の尖閣諸島問題の紛争に焦点をあわせていることは間違いなく、東アジア地域の軍事的緊張を高めることは必至だと報じている。

 またあるアナリストは、今回の日米軍事演習のおもな内容は、沖縄以東の海域の島の防衛で、中国漁船衝突事件発生後の尖閣諸島を目指した特定演習だとははっきり言っていないが、そのおもな目的は軍事演習を通じて日米同盟の強大さを誇示し、中国をけん制することは否定できないだろうと話す。

 そのほかにも日米軍隊は、今の朝鮮半島情勢に対して、自衛隊の各基地や周辺海域、空域において、北朝鮮によるミサイル襲撃を想定したミサイル迎撃演習を実施することにしている。

 北京で2日に行われた定例記者会見で、外交部の姜瑜報道官は日米合同軍事演習について、「軍事同盟や武力示威などでは朝鮮半島問題を解決することはできない。対話が唯一の道だ。今このような軍事演習は多い。私たちは関係各方面が、朝鮮半島の平和や安定保つ観点から出発することを願っている」と語った。(編集担当:米原裕子)

【関連記事】
日米軍事演習で中国報道「仮想敵はわが国、“釣魚島海域”も対象」
【中国ブログ】薄れる愛国心…「中国に米国と対峙する能力なし」
朝鮮半島情勢に、日中の危機感の差?国家としての未来は?
浅談?ハリウッド映画に見る米国のアジア観の変遷
【中国ブログ】包容力ないわが国には“友達”いない(1)


引用元:nexon ポイント RMT

0 件のコメント:

コメントを投稿